色鉛筆の削り方・使い方がイマイチ曖昧・・・ってありませんか?
いまさら聞けない?基本をお話しします。
目次
・まとめ
色鉛筆をセットで買うと、必ず芯が削り出してあります。
自分で削るとき、多くの方は鉛筆削りを使いますよね。
それぞれの芯を比べるとこんな感じです。
【芯先の形の違い】
緑の色鉛筆が買ったとき、
中央の赤紫色が鉛筆削り、
青の色鉛筆は絵画用に削ったときです。
並べてみると一目瞭然!
同じ種類の色鉛筆ですが
芯の長さと太さが違いますね。
余談ですが、
文字は「書く」絵画は「描く」です。
”えがく”わけですから
言い換えればこの細さで塗ってゆくことになります。
買ったときの状態は
色が分かり易く
最初が削り易いように
最小限の芯を
サービスで出してくれている。
そう思ってください(感謝!)
鉛筆削りの多くは
文字を書くのに適した長さになります。
最近では色鉛筆用もありますが
芯が文字用より少し長めに出ます。
細かい作業をするときは便利ですね。
でも面を塗るとき、
そのの大きさによっては
この細さでは時間がかかり
塗ムラも出やすくなります。
そこで!
絵画用の削り方があるんです。
見比べてのとおり、
長く・太い芯ですよね。
これには大きな意味があるんです。
【絵画用の削り方のメリット】
絵画用の削り方は
各場面や部分によって、直感的に思い通りの太さや形に削るための出し方です。
鉛筆削りでもいいのですが、きれいな円錐形なので芯も削れてコスパが高くなりますが
絵画用なら最小限に抑えられます。
色鉛筆は、いつも円錐形に削るとは限りません。
あとで説明しますが、芯の形には「丸削り」と「平削り」があります。
他にも
形を使い分けたり
少し太くしたり
広い面を塗ったり
と、1本(1色)の色鉛筆でいろんな描き方をします。
そのとき直感的に
すぐ芯の形を変えるために
絵画用の削り方があるわけです。
長さは筆圧に耐えられる程度、
太さはできるだけそのままの太さで。
芯先をサンドペーパーで削りながら使う方法です。
【丸削りと平削り】
絵画用の削り方を前提にお話しします。
芯先は、サンドペーパーや鉛筆用のやすりで調節します。

● 丸削り
当たり前の形ですが、円錐型で先を細く削ります。
細かい部分を描くときは尖らせて。
面を塗り込みたいときは丸くして。
筆圧によって
1本の線に強弱をつけやすい形です。
■ 平削り
芯先を両面から削ってマイナスドライバーのような形にします。
同じ太さで長い線を描く、または平筆の感覚で描くこともできます。
マイナスドライバー形なので
持ち方によって芯先が(ー)または(|)になります。
例えば
画面に対して芯先を(ー)の向きに持ち
そのまま横へ引けば線、
そのまま上か下へ引けば
平筆のように描けるわけです。
筆圧に関わらずほぼ同じ太さ・濃さの線が描けるので、動物の硬さや直毛感や毛先の透け感を表現したい。ステンレスのように硬質な輝きを表現したい。などに向く削り方です。



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