長毛の白い毛は
↓こちら↓でご紹介しています。
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目次
白い毛を描くときは
”毛束の影を描く”
というイメージが大切です。
白い紙に白は描けないので
基本的には紙の白を残します。
明るいグレーを使って
表面より下の毛を描くことで
表面の毛や毛束が浮き出るようにします。
身体の部分に重なるなら
下に重なっている色で
逆毛で描きます。
なぜ逆毛で描くかというと・毛束を先細りにする。
・毛束が自然に見えるようにする。
ためです。
色鉛筆は筆圧で色の濃さを調節します。
毛のような掃くように描く場合
よほど慎重に調節しない限り
描き始めが一番濃くなります。
茶色や小麦色など有色の場合は
生えている方向へ
掃くストローク(筆致)で描けますが
白い毛は周りを描くことで
自然な様子で浮き上がらせるため
逆毛で描かないと
描き始めの濃さが毛の始まりに見えてしまって
自然な重なりにならないからです。
たとえば・・・
部分的に毛束がくっついているように見える。
エクステか、かつらのように見える。
輪郭より大きく広がってしまう。
など、
生えているというより
肌から離れているように見えてしまうのは
純目で描くからなので
困っている方は試してみてください。
【紙の選び方】
白い毛は逆毛でまわりを描く。
この特徴から
選ぶ紙によって要する時間や
手触りの表現が大きく違ってきます。
初心者の方は
用紙のザラザラ感が
画用紙程度から中目程度が良いでしょう。
紙の目が助けになってくれますし
時間的にも飽きない程度で描けます。
中級あたりで
超写実を体験してみたい方は
ケント紙を使ってみてください。
画用紙の中では一番目が細かく
ツルツルしているため
中目のようにアラが隠せないので
仕上りまでに時間を要しますが
筆致も発色も明瞭に出ます。
私は注文を承って描いているので
極端に時間がかかる方法は取りませんが
表現に必要なときは
時間がかかっても
ケント紙や極細目の紙を使用します。
↓こちらが極細目の紙↓
極細目の紙は繊細な線が引けるので
・細く長い毛がフワッフワしている
・指が埋まりそうな手触り
を表現し易いです。
仕上りまでは
通常の5割増しに時間を要しました。
↓こちらは中目の紙↓
中目は紙がザラザラしているので
弱い筆圧で描くと
筆致が飛び飛びになります。
それが短毛ならではの
ツルっと硬めの手触りを
表現し易くしくれました。
初心者じゃなくても
絵画的な要素や温かみで描きたいときは
細目~中目がお勧めです。
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