色鉛筆画の描き方|ミニチュアダックスフンド


額縁に入れたときの完成図です。
さあ、完成を目指して描き始めましょう。


最初の構図を取るときに注意したいのは
やはり、顔が歪まないことです。
額から鼻先まで、1本の線上にあること。
両目の眼球が、平行な線の幅にあること。
また、
立体感に大切な影をしっかりつけておくと、後々とても楽です。
真っ白な毛なら、画像程度の黒味で。
それ以外の毛の色なら、画像の倍ほど暗くしても大丈夫です。

全体に色を重ねてゆきますが、
影を取ったところは黒ではなく、臙脂、こげ茶など
茶色のグラデーションでも暗いほうの色味を重ねています。
色を重ねても、構図で取った黒が良く効いています。
画像の右端にあるのが、モデルとなっている写真ですが
相当な逆光で表情が分かりにくいです。
写真のまま描いたのでは、なんとも味気ないですね。
どんどん暗くしてしまわないように
先に目をしっかり描きました。

目の描き方はこちらを参考にしてくださいね。


つい、熱中して経過を取り忘れました。
いきなり完成です!

上から3枚目の目の表情と、
完成の表情がずいぶん違いますが
目の大きさは変えていません。
上瞼と下瞼の影の調整で、
目がはっきり開いているように見えます。
瞼と眼球の境目をしっかり描くことで
彫りも深くなったせいです。

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