色鉛筆画の描き方|ミニチュアピンシャー


両目眼球、
上の一番高い部分と下の一番低い部分が
同じ幅の平行線からはみ出したり、低かったりしないようにしましょう。
額頂点と鼻先頂点が、1本の線上にあることも大切です。
形を取る最初の段階から細かい部分を描くのではなく
全体のバランスに気を付けて
どの部分も同じ程度の描き具合で進めるのがコツです。


全体に影を付けます。
黒い犬なので明るい部分は薄く、暗い部分は濃くつけますが
明るい部分を多めに残すことが、黒いものを描く時のコツです。
色鉛筆は、あとから明るい部分を描くことができません。
するとしたら、塗ったところを消すしかないのですが
場所によっては、全体のバランスが崩れやすくなります。
なのでできるだけ
紙の白さを上手に残すことで陰影の差をつけましょう。


「黒」といっても、
赤っぽかったり(赤味の黒)青っぽかったり(青味の黒)、
いろんな黒があります。
いきなり黒を塗るのではなく、
別の色のグラデーションで着色してから
筆圧の強弱をつけた黒を重ねます。

短毛の場合でも、毛流れ(生える方向)に向かって
ひたすら色鉛筆を走らせるとリアルな質感を表現できます。
特に顔、この場合は手が一番前にあるので手も
丁寧に毛流れを描きます。
逆に後ろ脚はあまり出ていないことと、一番遠くなので
毛流れより色の強弱で立体感を強調します。

耳の中、額はまだ白っぽいですが
全体のバランスを取るために、先に背景を付けます。


ほぼ描きあがった最後、全体の陰影具合(光の方向)に合わせて
額の明るさを調整しました。

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